2012年9月22日土曜日

笑えないジョーク

突然、転機を迎えるのが 『歴史の常識』 。・・とはいえ、事前の気配は数多い
▲成功のみちしるべは “足もと” に
「最近、えらく中国に興味があるんですね。」

「中国だけに興味があるわけじゃなくて、関心があるのは、日本の“これから”、ていうか“日本”と“日本人”のこれからなのさ。」

「そうなんですか?ちょっと、僕にはピンときませんね。」

「そう。それでもいいんじゃない?…ところで、君、いま何やってるの?」

「今ですか?今は、中国からの輸入転売ビジネスってやつです。なんか情報ないっすかね?」


・・これ、最近あったスカイプでの会話。冗談みたいだけどマジな話。中国からの輸入転売やっている人間が、中国の動向に ほとんど関心がないという。まさに “笑えないジョーク” ではないか。

自分が関わっている市場の “足もと” さえ見ない、見ようとしない人間に話してもムダだと思った。

係長に監視される “新入社員” じゃあるまいし、そんな、目の前のタスクを消化するみたいな考え方で、ビジネスなんか出来るわきゃないでしょう?・・思わず「マジっすかw?」って言いたくなったところで話題を替えた。

もし、“君” がこれを読んでたら、そういうことなので、悪しからず。


似たような話は他にもある。・・たとえば、ソーシャルメディア。

「ソーシャルメディアでの集客を考えています」 っていう人が、実際にフェイスブックを始めた途端、小さな村を作りはじめる。 まるで “自分が村長さん” の小さな集落づくり。

たまに人の投稿に 『いいね!』 をするときには、相手がメジャー系(?)の人であれば 「スゴイですねw」 と、まぁ、だいたい同じような美辞麗句。

ところが、相手が村人(自分の身内?)になると 「まぁ、お元気でしたね!いつもホントにありがとうございまぁーす♪ キャア(≧▽≦)b 」 的に、ナマ温かい 慈愛(じあい)の心配り いっぱいで、ちょっと近寄りがたいムード。・・コミュニティーというよりは、“アイドルとの握手会”、はたまた、ブランド企業が主催する “新作発表会” に紛れ込んでしまったようで、どうにも気恥ずかしい。


“ソーシャルな関係” ってそういうものなのかしらん?

中国輸入転売さんも、ソーシャルメディアくんも、どちらも な~んか、すこし変。


周囲の人とは 滅多に話せないような “レアなテーマ” で議論したり、遠くでがんばってる “誰か” を、力いっぱいパソコンの前で応援しまくる。・・なんて、そういった “あたりまえの情熱” を、稼ぐ系ネットビジネス実践者のコンテンツに感じないのはなぜだろう?

ネット上のあちこちで、なんとも言えない “不思議な居心地の悪さ” を、ひしひしと感じてしまう僕。
彼らの提供する話題に、「興味を持たせよう」「注目を集めよう」 とする必死の気配を感じるのはナゼか?

テクニック丸出しのコピーと同じように、まるで “ピンサロの呼び込み” に声を掛けられた時のような、そんな 独特の 「空気」と「気配」がプンプンなのだ。


・・と、こんなふうに思ってるのは 僕だけじゃないはず。


熱意がないところに人は集まらない。
人が集まらなければ、ビジネスなんて出来っこない。


じゃあ、「熱意って何だ!?」 と突っ込んで議論する、みたいな・・

そんな “真っさらな” ノリや気分が欲しかったりする 今日この頃、秋深し。


世界の現状に関心をもち続け、人々の会話に耳をすませば これからの日本も見えるはず。
そして、それが本当の “リサーチ” だと、信じて疑わない僕なのでありまする。




→“ロンドン五輪開会式に見えた「苦悩するイギリス」” に移動

2 件のコメント:

  1.  熱意は人の心を動かします。それは大きな力です。
     事を起こすのにリサーチは必要不可欠、何事も手を抜いてはダメですよね。

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  2. 私も最近、ネット上での居心地の悪さを感じてます。
    とくにネットビジネスにおいてこの気持ちは強いです。


    メルマガを開けばみんな同じ言葉、同じような文面。
    本来メルマガは自分の伝えたい事を伝えるための媒体であるはずなのに・・・。


    自分というものが全くない。
    ゆえに情熱も全く感じられません。


    「熱意とは何か」と議論する前に
    テクニックやノウハウばかりに走ってしまい
    ”心 ”を無くしたメルマガがほとんどです。


    読んでいて熱くなるメルマガなんてないですね。

    まぁ、人が求めるものがそうでないかもしれませんが
    時には熱く語るようなことがあっても、と思います。



    稼ぐことばかりに目を奪われていては
    中国と何ら変わらないような気がします。



    というネットの世界に焦点を当てて
    コメントさせていただきました。









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