コピーは “テクニック” じゃないってばw！

▲多田文明氏の 『クリックしたらこうなった』

今日、日本テレビで放送された 『見破れ!!トリックハンター』（日本テレビ） って見ました？面白かったですね。

僕が注目したのは “悪徳商法” のコーナー。

絵画教室の生徒が描いたという “フツーの習作絵画” を、あり得ない高額で、芸能人に買わせてしまうというテクニックの数々・・思わず爆笑しました。

「こーいう人たち、いるよねー」って、腹をかかえて大爆笑。
いや、笑ってる場合じゃないんだわ、これ。

だって、これって今 “コピーライティングの王道” のようにいわれてる手法ばっかりなんですもん。いろいろと思うところがあるわけで…。

番組中、悪徳商法を解説していらっしゃったのは、多田文明（ただふみあき）さん。

『キャッチセールス評論家』 というユニークな肩書きをもっていらっしゃる方で、フジテレビ系の番組 『ついていったらこうなった・悪徳商法緊急報告会』 などにも出演されてるから、ご存じの方は多いかも。

実は、多田さんのブログも なかなか面白くて、コピーライター志望者には特にオススメ。ポッドキャストで、ラジオ出演されたときの音声も聴くことができます。

多田さんのブログで、悪徳商法とはいかなるものか？・・仮想体験してみてはいかがでしょう？


こういった番組や記事に関心のある人や、実際にだまされた経験のある人なら「そっか！コピーライターって、そーいう人たちなんだ！」 って、そう思う人がいるに違いない。・・いや、きっといる。
まぁ、ぶっちゃけ、それもこれも “自称コピーライター” の身から出たサビ。自業自得なんだからしょうがない。志あるコピーライターが汚名を挽回するしかありますまいて。

ここで言いたいのは、「売りつける」ことと、「買っていただく」ことの間には、それこそ “天地の開き” があるってことだけ。

なのに、僕が 「心理テクニックは ほどほどにね。」といくら話しても、多くは 「そりゃそうですけど、やっぱり“リスクリバーサル”は必須だって言われてますし…」 なんて、いわゆる “常識” の方が先走っちゃって聞きもしない。
「売れなきゃはじまらないですからね。」って、おいおいおい。いったい、セールスマンシップはどこ行った！？

せめて、こういった “良質な書籍” くらいは読んだ上でテクニックを語り、体験し、ビジネスに応用してほしいものだと、シミジミ思った次第でありまする。