2012年10月4日木曜日

豊かさの背景について

この2日間は 体がだるくてダウン・・。仕方がないので、映画を横目で見ながらの完全おやすみモード。

ところが、ボーっとした頭のことも忘れて、何気に見はじめた映画たちに目が釘付けになってしまった。

1本は、オーストリア映画の 『ありあまるごちそう』。そして、もう1本はアメリカ映画の 『フード・インク』。
明朗快活、勧善懲悪のハリウッド映画とは違うし、危機感を煽(あお)るだけのプロパガンダとも違う。

いま、本当は何が起きていて、僕らが注目すべき点は何なのか? ・・きっと 誰もが立ち止まって考えるに違いないドキュメンタリーの秀作。 一見をオススメしたい。


★欧州編 『 ありあまるごちそう ( 原題:WE FEED THE WORLD )
ドイツ37万人、オーストリア22万人、フランス17万人が見た驚愕の世界! 
120億人分の食料が生産され、10億人が飢えに苦しむ、
ゆがんだ食の世界経済の仕組みが明らかにされる!
日本のマスコミが報じない事実が満載の、
食料廃棄大国の日本人必見の異色ドキュメンタリー。

スペインのトマトは、貧しいアフリカ移民が育て
3000キロメートルのたびを経て市場へ出荷される。
ウィーンでは、オーストリアの大都市全員が食べていける
厖大な量のパンが毎日捨てられ、原料のコムギを輸出するインドは
2億人が飢えに苦しむ。 
大規模生産、不透明な流通とその先の飢餓という現実にカメラが迫る。

飢餓問題の第一人者ジャン・ジグレール教授をはじめ、
世界最大の食品会社、最前線で働く漁師、農家、家畜業者に徹底取材を行い、
飢餓が生れるメカニズムが明らかにされる。
( 以上、アマゾン“ 内容紹介”より引用 )


★米国編 『 フード・インク ( 原題:FOOD,INC )
ごはんがあぶない!!
第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート! 
まるで映画(フード・インク)のままのことが世界で起きている?!!  日本を震撼させた「牛肉《ユッケ》食中毒事件」、欧州では大腸菌汚染拡大。 
Twitterでは「『フード・インク』で取り上げられた内容が日本でも現実に起こってしまった!!」「今、まさに映画のままのことが起きている」と多数つぶやかれ、配給会社は問い合わせの電話で一時、騒然となった。 
体にいいオーガニック・フードとスーパーに並ぶお手頃価格の“フード”。同じ食品でも価格にこれほど差があるのはなぜなのか? 
その理由は農業が巨大企業になってしまった異常な食事情にあった…。 
地平線まで続く巨大なとうもろこし畑や、飛行機を使って一瞬で散布する農薬。
世界最大級の精肉工場のベルトコンベアーで処理されていく牛や豚。アメリカサイズのダイナミックな農業スタイルはより安く、効率良く食べ物を収穫するためのもののはずだった。 
しかしそれが生み出したのは、数社のみが莫大な利益を得る業界のおかしな構造と、日本でも表示が義務付けられていない“遺伝子組み換え食品”の問題、さらに低所得者層に集中する糖尿病、相次ぐ食中毒…。 
この問題作をプロデュースしたのは映画『ファースト・フード・ネイション』の元となった「ファーストフードが世界を食い尽くす」の著者であるエリック・シュローサー。
アメリカでは農業の工業化問題の第一人者と言われる彼と、監督のロバート・ケナーとが、実に6年もの歳月をかけ完成させた。 
知らない間に大きなシステムに組み込まれてしまった私たちが、今、本当に食べたいものは何なのか?観れば必ず今日のごはん選びが変わる、フード・ドキュメンタリー。
( 以上、アマゾン“ 内容紹介”より引用 )


★YouTubeから 『予告編』


★OFFICIAL SITE
  http://www.cinemacafe.net/official/gochisou/

↑クリックすると欧州編の予告編ムービーが再生。(さらに、CLOSEをクリックすると米国編の予告も見れます)



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