『 創造と環境 』 を読む。

“ウィリアム・バーンバック” といえば、権威ある広告専門誌 『 アド・エイジ誌 』 によって、２０世紀のトップ広告マンに選ばれた。いわば、伝説の巨人といったところか。

その バーンバックが創業した広告代理店 『 DDB 』 が 近代広告に与えた影響は、あまりにも大きいんだけど、“ある人物” がいなければ、このスゴさは永久に日本人が知ることはなかったかもしれない。

その “ある人物” こそ、西尾忠久（ にしおただひさ ） 氏なのだ。


いま僕は、西尾先生のサイトを見直しているんだけど、・・やっぱりスゴイ。東京コピーライターズクラブ(TCC) の “名誉殿堂入り” されたというけど、そりゃ当然すぎるほど当然の話。

『 バーンバック氏、広告の書き方を語る 』 なんて貴重なインタビューが、ネットで全文読めたりする。もちろん日本語で。・・この有り難さは異常。ほとんど奇跡の業績。

もし、コピーライティングに少しでも関心があるのなら、一度は目を通してほしい記事が多くて、たとえば、バーンバックの言葉 「 広告の85％は一瞥だにされない（チラ見さえしてもらえない）ということをあなたはご存知ですか？ 」 なんて、胸にしみることうけ合いだ。

また、同サイトでは 『 効果的なコピー作法 』 なんて、これもまた全文が掲載されている 。・・もちろん、公刊されていた当時の図版（ グラフィック、タイポグラフィー ） もすべて。

中学校の頃、“スーパーカー・ブーム全盛期” に買った 『ワーゲン・ビートル』 の単行本に、まさか西尾先生が関わってらしたなんて・・このサイトを拝見しなければ、夢にも知らないことだったろう・・。

日本人コピーライター必見のサイト。 それが、『 創造と環境 ～３８年昔 ＆ いま  』 だ。