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たとえば、こんなページを見れば、一目瞭然。
いま現在もこんな↑感じ。
このズラ~っとならんだ日本刀を売っている方々。実は、ほとんど中国人というのが、なかなか笑える現実。
たぶん、アメリカのニッチな “オタク市場” をよく研究なさってる人たちで、「日本刀は絶対儲かる!」 と確信したのかどうかは知らないけれど、中国産 “純日本刀” という不思議なものがバカうけしている。
他にも、日本の文化をモチーフにした商品は海の向こうで安定した人気を持っていて、ヨーロッパの “盆栽ブーム” に目を付けた植木職人さんが、大成功しているのは有名な話。
ひるがえって、僕らの国のテレビからは 次々と時代劇が消えている。「水戸黄門」「暴れん坊将軍」「遠山の金さん」などなど、ちょっと前まで お茶の間の定番だったプログラムも今はテレビから消えてしまった。
というわけで、当然 時代劇の制作に関わっていたスタッフ達の仕事も激減。役者の仕事も また然り。・・ならば、彼ら時代劇制作に関わったスタッフの技術を、海外ビジネスに活かすというのはどうだろう?
「黒澤明」や「座頭市」を生んだ “ SAMURAI MOVIE ” の技術を、喉から手が出るほど欲しがっている海外のマニアたちに、ブランドイメージたっぷりに提供すれば、韓流ブームなんか比べものにならないほどのヒットも夢じゃないのではないか?
なにせ、ハリウッドの脚本家や監督、そして役者にいたるまで、大の日本映画ファン・SAMURAIマニアという大物も少なくないのだから。
実はこれ、2年ほど前から温めていた企画のひとつなんだけど、どうにも そっちまで手が回りそうにない。・・なので、これを読んで 興味をもった人に実行して頂きたいと希望している次第。
日本の優秀な “時代劇関係者” の仕事を生み出し、すばらしい日本カルチャーの復興に “ひと役” 買ってほしいと切に願うわけで・・。
いま、日本の映画界に多少なりとも貢献すれば、その影響たるや想像もできないほど大きい。ということは、ひょっとすると、これを読んでいるあなたが “時代劇文化救済” の恩人になるかもしれないと、ひと言 つけ足しておこう。
話は変わって・・
この夏、CSチャンネルの 『日本映画専門チャンネル』 と 『時代劇専門チャンネル』 が放送した 『天皇の世紀』を見て、すこぶる感じることが多かった。
前半のドラマにあふれる熱気と、後半のドキュメンタリーシリーズ全編にみなぎる、天才 “伊丹十三” の演出の冴え。・・ほんとうに素晴らしい。
今から40年前に制作された、この 『天皇の世紀』。関心のある人は ぜひチェックしてみてほしい。
あ、そうそう 『天皇の世紀』 の原作者 “大佛次郎” は、“おさらぎじろう” と読むのよね。
我がカワイイ後輩が、「葦原さん!だいぶつじろう、読みました!」なんて言ってたもので、ちょっぴり補足。
日本映画がんばれ! ・・と、心からのエールを送る次第である。
ウエスタンにも匹敵するサムライ、葬ってしまっては勿体ないですよね。
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