▲正しい質問には「正しい答え」が含まれている |
でも “コピー” だったら書けるんだな。これが。
最初からスラスラ書けたわけでもないし、今だって、50文字書くのに5~6時間掛かることはザラにある。
だけど、スラスラ読みやすいみたいで、多くの人が 「まるで私のために書かれた手紙のようです」 と言ってくれるようにもなった。
え?「自慢したいのか」 ですって? NO NO!! そうではありませぬ。“うまい文章が書ける” のと “良いコピーが書ける” のとは違うんだ、って伝えたいだけ。僕みたいなコテコテの文章を書くヤツにだって書けるんだから、間違いなく誰にだってコピーは書ける。・・これ、僕の保証付き。
“5歳の子にも分かるように” とか “読者は小学5年生のつもりで” コピーは書くべきだ、とよく言われるけれど、それは読者をバカにするって意味じゃないのは当然の話。“・・そう書いた方が伝わるから” 読者を子どもだと思って書くコピーの方が、断然、優れているわけです。
この辺を誤解して 「消費者はバカなんだよ。バカ!・・おまえの読者はAKBだと思って書きなさい」 なんて指導する “大物コピーライター” だっているらしい。ここで言うAKBとは、A=アホ。K=カス。B=バカという意味なんだって。・・・ひどい話だね。まったく。
“聞く耳を持たせてあげる” ためには、まず「事実」を伝えた方が早い。
「事実」を伝えて、そこに個別具体的な「事例」を並べることで、はじめて人は物ごとの「全体像」が理解できるわけ。で、理解できたところで、こんどはその「事実」を “信じるか?信じないか?” って頭の中でモゾモゾやってる。つまり “悩んでいる”・・? いえ、“迷ってる” んですな。これは。
迷ってるんだから “行動しなさい!” って言っても出来るわけがない。右か左か選ぶのに、正しいも間違いもないんだから。結局、それっていうのは、考えてるんじゃなくて決断できないだけの話なんだよね。
じゃあどうするか? というと 「選択肢」 を分かりやすく示してあげるのがベスト。少ない選択肢から選ぶのなら “水族館のタコ” にだってできる。
・・いまの部分、めっちゃ大事なことを書いてます。たったこれだけを意識して書くだけでも、あなたのコピーは絶対伝わる。伝わるどころか “バカ売れ” 間違いなし。・・たぶん、ね。
- 具体的な事実を、なるべく具体例を交えながら分かりやすく示してあげる。
- この時、相手(読者)の頭の中で全体像をイメージできるよう心がけて伝える。
- 読者(お客さん)が理想に近づくために、少数の選択肢を混乱しないように示す。
まとめるとこんなふうになる。ご参考までに。
上の画像のキャプションで書いた “正しい質問には 「正しい答え」 が含まれている。” というのは、映画 『 AIKI 』 の中で使われたセリフ。・・僕は、このセリフが大好きなんだな。
中学生のころ、ワケの分からない数学の問題にぶつかって、職員室まで質問しに言ったことがあったけど、この時に先生が 「葦原の質問は質問になっちょらん。おまえ、質問するなら、よう考えてから聞きに来い」 なんて言われたことがあった。
「そんなこと言ったって、分かんないから質問してるんじゃないか!」 って怒ったものだけど、今にして思えば、先生は先生なりに “正しく考える” ことを教えようとしてくれてたんだね。
どんなに不思議に思える技術だって、単純なことの積み重ねで出来ているものだから。まさに “為せば成る” ってのは正しいに違いない。
▲映画 『 AIKI 』 のワンシーン
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