誰があなたのコピーを読んでくれる人なのか?それが分からないうちは、まだコピーを書きはじめる段階ではないのだ。
「付き合ってほしいから、プレゼントを受け取ってください!」
「どうして私なの?」
「え?それは、えぇと・・ と、とにかく無料ですからw!」
「は?」
「いや、あの、これ無料だから。君にリスクは何もなくて・・」
「あのさ、それって、下心ミエミエじゃん?あたしのこと何か知ってるわけ?」
「こ、これから仲良くなるんだよw!・・僕が教育してあげるから。とにかく、今はプレゼントだけ受け取って!」
「はぁぁぁぁ~!?」
プレゼントと引き換えに、誰でもいいから付き合ってほしい、なんて。こんな人物が実際にいたら、ちょっと引いちゃいませんか?・・それとも、こういうのってビジネスの世界では “常識” なんだと思います?実際、これやってる人ってめちゃ多いんですけど?
たとえ無料のものを提供する場合であっても、対象となる相手のリサーチは必須。 ましてや、最高のオファー(提案)をしたいと思ったら、『お客さん』、『商品』、そして 『自分自身』を知らなければ説得力あるコピーなんて書けるはずがないんです。さっきの “プレゼント兄ちゃん” の例でいうと、『お客さん』と『自分自身』についてのリサーチが全然足りないわけね。
そのくせ、『商品(=プレゼント)』の魅力は分かってる・・いや、それさえ理解してない可能性だってある。
ひょっとすると、どこかのエライ先生に
「このプレゼントはスゴイんだよ。お店で買ったら5万円はするんだからね。それを君にあげるから、このプレゼントをうまく使って人を連れてきなさい。・・心配しなくて大丈夫。人を連れてきてくれさえしたら、あとは、全部先生がやってあげるからね。」とかなんとかアドバイスされちゃって、何も考えずに行動している可能性さえあるよね。・・てか、たぶんそう。
もしも、本気で “自由に稼げる自分” になりたければ、『お客さん・商品・自分自身』の3つについて徹底的に考える必要があってその基本になるのが “リサーチ” 。・・“リサーチ” は、決して 『お客さまアンケート』 のことなんかじゃない!と言いたい。
何ごとも実際に行動し、試行錯誤しなければ完璧にマスターすることはできないものだけど、ましてや お客さん・商品・自分自身 の3つについては、「これでOK!合格です!」 なんてことは永遠にあり得ないってことを覚悟して取り組んでいただきたいものですな。
リサーチの目的は何か?・・リサーチであなたがやるべきは “お客さまとの共通” を見つけること。
自分と “共通” したものをコピーの中に感じたときにだけ、読者は心のなかで 「あるある!」 って共感してくれるんだから。共感できる人の言葉なら “信じてもいいかな” って思うでしょ?
そんな “共通” を見つけた上で、『ベネフィット・興味性・具体性』、さらに 『反社会性』 といった 4つの要素をうまく使いこなして書けるようになれば、誰にだって 抜け目のない “キャッチ・コピー” は書ける。
そんな心がけを持つだけで、いつかキャッチ・コピーのもうひとつ先にある “グラブ・コピー” さえ書ける時が来る。読者の心を、ただキャッチするだけでなく、最初から相手を引きつけて、「もっと知りたいw」と思ってもらえるような “心ワシづかみ” のコピーが。
さぁ、今すぐ “リサーチ” 始めてみようぜぃ!
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