ルーズベルトに与うる書

渡辺謙主演のハリウッド映画 『 硫黄島からの手紙 』 を見て、栗林忠道（くりばやしただみち）中将の生きざまを初めて知った、という方がいた。

太平洋戦史に残る激戦、・・いや、人類の戦史に刻まれるべき厳しい戦いは、戦争の壮絶さを語る代名詞として、きっと 長く語り継がれるに違いないと思う。

「あの映画にも、ちょこっとだけ登場してた、市丸少将のことは知ってる？」と聞くと、彼は知らないという。

続けて 「市丸少将は、ここ 唐津を代表する立派な軍人だったんだよ。」というと、びっくりしたご様子。

なので、“ルーズベルトニ与フル書” の話をしてあげると、えらく感激したようで、さっそくご遺族のもとを訪問したいとのご相談・・。

残念ながら、そこらの詳細はここには書けない。


現在、アメリカの “アナポリス博物館” に保存されているという、市丸利之助（いちまるりのすけ）少将の手紙には、水も飲めない灼熱地獄のなか、死を目前にした人物が書いたとは思えないほど 深い “人間愛、人類愛” が貫かれている。

まさに、日本人の強さ・優しさを代表するかのような市丸少将の手紙を、この機会にぜひ読んでみてください。決して 長い手紙ではありません。２分もかからず全文が読めます。

・・そして、

最近またザワつきはじめた、いわゆる “従軍慰安婦問題” について、僕らの先輩たちが、はたして、一部の人たちが言うような “エゲツナイ性欲の塊” だったのかどうか。

ぜひ、思いをめぐらせてみてください。

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【 参照リンク 】
　・対訳：ルーズベルトニ与フル書
　・マーク・ダーシーの日記：ルーズベルトに与うる書… 市丸利之助海軍少将
　・ウィキペディア 市丸利之助