2012年7月18日水曜日

『興味』『関心』というけれど・・

率直に言って、ネットビジネス実践者(の大半)はリサーチが決定的に足りない。

これはもう、テクニックやノウハウのはるか以前のお話だよね。

▲読者の 『関心』 をひくコピーなんてどう書けばいいんだろう?
ひとりでも多くの興味や関心をひくために、コピーライターは脳みそに汗をかく。コピーとは所定の商品やサービスを売り込むために書かれた文章のこと。だから“紙に書かれたセールスマン” と呼ばれたりもした。

セールスマンであればこそ、一瞬でお客さまの懐(ふところ)に飛び込んで会話を続けようと努力する。・・ところが、直接人に会うわけでもなく、文字だけでセールスを続けようとする難しさは格別。
僕なんか、自宅のポストに届いているDMのほとんどは、開封もせずゴミ箱に放り込んだりするわけで。そもそも読まれてさえもいないコピーなんか、掃いて捨てるほどざらにある。

そこで、封筒の表面をどう印刷すれば開封してもらえるか?最初の一文、ヘッダー(キャッチ・コピー)で興味を持たせるか?多くのライター達が長年の工夫を重ねてきた結果、「この言葉を使ったら反応が良くなる。」とか「こんな文章を書いてみたら高い結果が出た。」というデータが蓄積されて、次第にフォーマットのようなものが出来あがった。・・これが、現代のコピーライティングのベースになっている。


昨日の記事 (コピーと 『文字数』) でも書いたけど、紙媒体で培われてきた先人たちの “試行錯誤” が基礎となっているコピーでは、その自然な流れとして読者層を絞り込んだ書き方がされる。

ぶっちゃけて言えば 「誰に読んでもらうか?」 について考えるのは、当たり前すぎるほど当たり前のことで、“ターゲット属性” を考えずにコピーを書くことなんてありえない。あろうはずがない。・・にも関わらず、ネット社会に目を向けてみると事情がちと違うようでありますな。

「あなたのコピーは誰に向けて書いたんですか?」と聞くと、ほとんどの場合、明確な答えが返ってくる。「はい。地方に住んでるAKBに憧れている女子高校生です。」とかなんとか。にも関わらず、彼の書いたコピーを読むと思わず「?」となってしまうから頭が痛い。
つまり、頭の中では確かにターゲットが決まっているのに、彼ら(彼女ら)に向けた言葉が使われていないのだ。「え?そんなことってあるの?」と思われるだろうが、これが非常に多いんですな。


世界中で交わされる“当たり前の会話”。・・たとえば、「今日はいいお天気ですね!」 など、これらは、一般市民が自発的に声を掛けあう習慣という形で興味性を喚起し、お互いのリサーチ活動をともなう 『共通性の確認行為』 でもあるわけなんだけど、これ、お分かりだろうか?

あいさつもロクにできない人間が、社会的に一段低く見られてきたという背景には “社会性” や “関係性” の構築を希望する “庶民の知恵” があったようなわけで、これも極めて合理的な行為だと思うのです。だから、社会性に欠けた人間の言動は信用を得られない。
たとえどんなに高度なノウハウや、豊富な知識を披露したところで、そんなもの 『情報化社会』 にあってはさほどの価値もありゃしませんて。

まさに、人は社会に育てられる社会的な生き物。というわけですな。

ニコ生では 『共通の重要性』 としてお話していたのでぜひ参考にしてくださいね。


→“起業について “大津いじめ自殺” から考えた” に移動

2 件のコメント:

  1. そうですね、リサーチってとっても大切ですよね。何をするにも目標、目指すところがしっかりしていて、ぶれないようにしないとダメですね。

    返信削除
    返信
    1. リサーチなしでも書けるという大先生も知ってますが(笑)マジあり得ねww!!で、目標がブレないためには“とにかく紙に書く習慣”はオススメっす☆

      削除

▼あなた自身の 「問題」 や 「テーマ」 についても、読者とシェアを。