これはもう、テクニックやノウハウのはるか以前のお話だよね。
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▲読者の 『関心』 をひくコピーなんてどう書けばいいんだろう? |
セールスマンであればこそ、一瞬でお客さまの懐(ふところ)に飛び込んで会話を続けようと努力する。・・ところが、直接人に会うわけでもなく、文字だけでセールスを続けようとする難しさは格別。
僕なんか、自宅のポストに届いているDMのほとんどは、開封もせずゴミ箱に放り込んだりするわけで。そもそも読まれてさえもいないコピーなんか、掃いて捨てるほどざらにある。
そこで、封筒の表面をどう印刷すれば開封してもらえるか?最初の一文、ヘッダー(キャッチ・コピー)で興味を持たせるか?多くのライター達が長年の工夫を重ねてきた結果、「この言葉を使ったら反応が良くなる。」とか「こんな文章を書いてみたら高い結果が出た。」というデータが蓄積されて、次第にフォーマットのようなものが出来あがった。・・これが、現代のコピーライティングのベースになっている。
昨日の記事 (コピーと 『文字数』) でも書いたけど、紙媒体で培われてきた先人たちの “試行錯誤” が基礎となっているコピーでは、その自然な流れとして読者層を絞り込んだ書き方がされる。
ぶっちゃけて言えば 「誰に読んでもらうか?」 について考えるのは、当たり前すぎるほど当たり前のことで、“ターゲット属性” を考えずにコピーを書くことなんてありえない。あろうはずがない。・・にも関わらず、ネット社会に目を向けてみると事情がちと違うようでありますな。
「あなたのコピーは誰に向けて書いたんですか?」と聞くと、ほとんどの場合、明確な答えが返ってくる。「はい。地方に住んでるAKBに憧れている女子高校生です。」とかなんとか。にも関わらず、彼の書いたコピーを読むと思わず「?」となってしまうから頭が痛い。
つまり、頭の中では確かにターゲットが決まっているのに、彼ら(彼女ら)に向けた言葉が使われていないのだ。「え?そんなことってあるの?」と思われるだろうが、これが非常に多いんですな。
世界中で交わされる“当たり前の会話”。・・たとえば、「今日はいいお天気ですね!」 など、これらは、一般市民が自発的に声を掛けあう習慣という形で興味性を喚起し、お互いのリサーチ活動をともなう 『共通性の確認行為』 でもあるわけなんだけど、これ、お分かりだろうか?
あいさつもロクにできない人間が、社会的に一段低く見られてきたという背景には “社会性” や “関係性” の構築を希望する “庶民の知恵” があったようなわけで、これも極めて合理的な行為だと思うのです。だから、社会性に欠けた人間の言動は信用を得られない。
たとえどんなに高度なノウハウや、豊富な知識を披露したところで、そんなもの 『情報化社会』 にあってはさほどの価値もありゃしませんて。
まさに、人は社会に育てられる社会的な生き物。というわけですな。
ニコ生では 『共通の重要性』 としてお話していたのでぜひ参考にしてくださいね。
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そうですね、リサーチってとっても大切ですよね。何をするにも目標、目指すところがしっかりしていて、ぶれないようにしないとダメですね。
返信削除リサーチなしでも書けるという大先生も知ってますが(笑)マジあり得ねww!!で、目標がブレないためには“とにかく紙に書く習慣”はオススメっす☆
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