2012年7月19日木曜日

はじめに 『商品』 ありき。

▲「良い商品であれば売れる」という時代ではないらしい・・
某ソ○トバンク本社のロビーで正座させられた時のイタイ話や、某健康食品の開発に関わった際のちょっとアブナイ話題などなど、恥ずかしながら、昨日の『ニコ生』放送中にカミングアウトしたところ、意外にも 「具体的で生々しく参考になった」 とのコメントを頂いた。
まぁ、少しでも参加者のビジネスに役に立てば有難いわけですが。・・やや赤面の至り。

僕の地元には、いまだに「良い商品」=「必ず売れる商品」だと信じて疑わない生産者が多いんですね。食べてみれば確かにうまい。使ってみるとなるほど便利。だけど・・それだけでは売れますまい。
「こんなに素晴らしい商品なのに、どうして消費者は気づいてくれないんでしょうね?」 と聞くと、判で押したように 「今は競合が多いからね。仕方がないでしょう。」 と返ってくるのがめっちゃ悔しいわけで・・
20年ほど昔。大型スーパーの進出に危機感を覚えながら、地元の有志と一緒に、当時盛んだった “町おこし” に奔走していた頃にも 「仕方がない」 とつぶやく商店主たちに、かすかな怒りさえ感じていたのを思い出します。

ビジネスが成功するかどうかを決める80%以上の要素はマーケティング活動にかかっていると言われます。 “言われます” といいつつ、世間でそう言われているからというだけではなく、僕自身 “ほんとうにそうだよなぁ” と実感しているからこそ・・「仕方がない」とか「政治が悪い」とかつぶやく前に!ぜひともマーケティングを学んでほしいと、心から願うわけでありますな。
ところが、元気のない経営者に限って「商品力がない」とか、「時代の流れ」という言葉に押しつぶされて、現状そこそこ売れていれば良しとしている。そして、このことはネットビジネスに取り組もうとしている “若い衆” でも同じこと。
粗悪な商品を扱いでもしない限り、何よりも先にマーケティングありき!なのだと力説しても、やさしく言えば “現状維持的” に。きびしく言えば “風に吹かれる木の葉のように”、変化を恐れる人が多すぎはしないのか?

放送中にクドいほど繰り返している言葉に、マーケティングとは単にモノを売ることではなく、会社や個人のブランディングから商品イメージの策定など、多種多様なもので、それらをすべてひっくるめた活動を総称して “マーケティング” と呼ぶ。というのがある。
品質の高い商品を扱うのは当然のこととして、販売者はすべからく店の外を見るべしなのだ。ネットビジネスであれば、市場を見るべし。世の中の流れを見るべし。見込み客の動向を見るべし。である。

たとえは悪いが、妙ちきりんな宗教家が “二束三文のツボ” を高額で売りさばくことに学ぼう。若い女性が “ワンシーズンしか着ない水着” に大枚をはたく理由を考えよう。信者が買っているものは何か?美しくありたい女性は何にお金を払っているのか?・・そういった世の中のお金の流れが “優れたマーケティング” とは何かを教えてくれるはずだから。

安定した公務員志向(?)も、そりゃぁ構わないけど・・ 国民の多くが公務員になりでもしたら(もしも、なれたら)それはそれで大変だと思いますよ!?
現在のギリシャしかり。ソヴィエト連邦しかり。北朝鮮しかり・・ ねぇ?


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