▲同じ言葉を “3度以上” 繰り返す。 |
なるほど!と思える基本テクニックは、今やネット上の至る所で読むことができるので、ここでは、僕の経験から得られた 『効果的なコピー』 についてお話してみようと思います。
まずは、“3つの壁” の最初のふたつ。「読まない」「信じない」の壁をいっぺんに超えることが出来るかもしれない方法です。・・というと、「おいおい!“かも” って何だよ “かも” ってのは?」なんて突っ込みはナシで。コピーは手品じゃないんですから。あなた自身が、自分の商品やサービスを提供する “情熱” が一番大切です。もしも、売り込むことに情熱がなければ、何を学んでも望む結果は得られません。だから、どんなに優れたテクニックであっても “かも” としか言えないわけです。
さて、“じわじわくる” ための必要条件は何か?というと、それは、受取り手(読者)の中でリフレインが起こること。・・リフレインをウィキペディアで調べてみると、
リフレイン形式(リフレインけいしき、refrain)は、楽曲の形式のひとつで、主だった旋律の前にそれと同等かそれより長い前語りを持つ楽曲の形式であるが、定まった呼び名ではない。ルフラン(フランス語)、リフレーンとも言う。ということで、もともと音楽の手法らしいことが分かります。
なるほど、印象に残る楽曲はリフレインをうまく使っている場合が多いですし、流行歌に至っては主旋律の繰り返しだけで成り立っているものばかり。そして、この傾向は 『言葉』 や 『文章』 の世界でも同じです。
読者に伝えたいテーマのうち、「これは特に重要だ」と思う大切な部分は、言い方を替えて3回は繰り返すこと。これがコピーにおけるリフレインの基本。うまくいけば読者の心を動かして、あなたの書いたコピーの売り上げがアップする可能性が何倍にもなること請け合いです。
「そうか、重要なことは3回以上繰り返すんだな。ふむふむ・・」と安直に考えてはいけませぬ。・・なんせ、高度なテクニックなんですから。コピーを読んだ人が 「この広告ウザwww」 って思ったら元の木阿弥。知らぬが仏。“一を知って二を知らぬ” おっちょこちょいになってしまいますのでご注意を。
たとえば、「重要なので繰り返します!使ってみなければ分かりません。使ってみなければ分かりません。使ってみなければ絶対に分からないんですww」なんて書くのが、おっちょこちょいの事例。
もちろん、あなたのコピー全体が、コミカルな調子(?)で商品を紹介しているのであればこれでもOKですが、普通は通用しない書き方でしょう。
もし、どうしても “使ってみなければ分からない” ということを書きたいのであれば・・
「信じられないのは分かります。なぜなら、僕自身、信用することが出来なかったんですからね。だけど、一度試してみて初めて理解できたんです。『なるほど、これは今までになかった商品だ』ってね。
よく “百聞は一見にしかず” っていいますけど、この時ほどガツン!と来たことはなかったですね。間違いなく、使ってみなければ価値は分かりませんよ。どんなに写真や動画で紹介してみても、僕の感じた驚きは絶対に伝わらないと思いますし、手にした人だけが新しい世界を体験できるでしょう」
っていうのはどうでしょう?かなりベタな表現ですが、何となく伝わるでしょうか?
ここでは4回。同じことを繰り返していますね。
まぁ、こんなに露骨な書き方もアレなんですけど。これはあくまでも事例です。・・セールスコピーを読んでいる時って、読者の脳ミソはほとんど何も考えていないものなんです。テレビCMを見るときもそう。「この女優、名前なんて言ったっけ?」 とか 「うわ!なんかスゲ~かっちょいいじゃん!」とか。ふつうはそんな程度。
だから、言い方を替えて3回は繰り返すっていうのが重要になるわけです。特に、「限定項目」「販売価格」「返金の有無」など、購入者が気になるだろうポイントは、さりげなくリフレインする書き方が大切です。
こういった点に気をつけながら “ジャパネット” のトークなども研究してみてくださいね。ただし、あれもコレも買いたくならないように、くれぐれもお気をつけて。
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